デイリーワインの成分と安全性

デイリーワインという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
デイリーという言葉通り、これは日常的に楽しむようなワインのことです。
厳選された有名産地のワインというよりは、もっとリーズナブルにたしなむワインです。
デイリーワインの魅力や成分、安全性について見てみましょう。
デイリーワインの特徴
ワインのラベルを見た事がある人は分かると思いますが、ラベルには概ね、どの生産地のワインかが記載されています。
例えばフランスであればボルドー地方のメドック地区のシャトー・マルゴーといったように、生産地が詳細に記されているワインは、一般に高級ワインとみなされているようなワインです。
しかし、テーブルワインは日常消費を目的としているため、ラベル表示もおおまかで、安価で規制が緩めになっています。フランスを例にすると、「ヴァン・ド・ペイ」とか「ヴァン・ド・ターブル」が有名です。
デイリーワインの成分や安全性
デイリーワインといっても、ワインはワインなので、ぶどうが使われています。メルローやシラー、カベルネなどの品種が使われますが、別に安価だからと言って味がどん底になるわけではありません。
実はテーブルワインと言っても、なかなかの実力を誇るものがあります。凝縮感のあるブドウを使った商品もあって、バランスの良さがあります。
細かな規制がテーブルワインには無い分、作り手によっては面白い趣のワインが出来るとあって注目されています。安全性についてですが、輸入ワインの場合は酸化防止剤が添加されているのが普通です。
酸化防止剤は、空気に触れて酸化してしまうのを防ぐために添加されるものですが、これに使われる事が多いのが亜硫酸塩です。フランスでは当たり前のように使われる成分ですが、量がコントロールされていればそれほど気にする事はありません。
ただアレルギーがある人もいるので、アレルギーをお持ちの方は注意しましょう。
酸化防止剤無添加ワインは安全?
スーパーなどに行くと、酸化防止剤が使われていないワインもかなり見かけます。酸化防止剤がないということで、安全性が高いように見えます。
実際そうなのですが、ただ無添加にするために発酵過程を強制的に操作することがあって、それが理由で本来の甘さが発生しない事があります。
そのため、人工甘味料を使う場合があります。結局は添加物を入れるわけです。
それを考えると、ワインについては、あまり細かいことを気にしていてもキリが無いことがわかります。
まとめ
デイリーワインはリーズナブルで、日常的にたしなめるワインの事です。規制が緩い分、面白いワインが出てくる可能性もあり、なおかつ美味しいものも色々生産されています。
安全性については、酸化防止剤が気になる人もいると思いますが、よほど飲みすぎなければ気にする事でもありません。ただアレルギー持ちやぜん息持ちの人は気をつけましょう。