フルーツワインの魅力と製法

ワインと言えば、すぐに思い浮かぶのは赤ワインと白ワインとロゼワインですが、最近は「フルーツワイン」と呼ばれる種類のワインも人気になっています。
フルーツワインとはどういうもので、どんな特徴があるでしょうか。またどうやって作るでしょうか。
これらのポイントを説明します。
フルーツワインとは
ワインは基本ブドウを原料として作られますが、フルーツワインとは、ブドウ以外のものを原料として作られたワインの事を指します。
ブドウもフルーツですが、ワインの原料としてはブドウは別格で、区別のためにフルーツワインのカテゴリーには入りません。またフルーツの名前を冠して表示されることがあります。例えばプラムで作ったのならプラムワインといった感じです。
使われるフルーツとしてはパイナップル、チェリー、オレンジ、ブルーベリー、マンゴー、バナナ、リンゴ、ストロベリー、キウイなどがあります。ちなみにフランスでは、リンゴが原料のシードルというお酒が昔から好まれていて、世界中でも有名です。
フルーツワインの魅力
フルーツワインには果汁ジュースにワインをブレンドしたタイプのものがあり、この場合はアルコール度が控えめになります。このタイプのフルーツワインは飲みやすく親しみやすいので、お酒が少し苦手な人にもおいしいのが魅力です。
またブドウと同じような作り方をするタイプのフルーツワインもあって、こちらはアルコールが多少多くなりますが、甘めなのでやはり飲みやすくなっています。これからワインを学んでみたいという人は、まずフルーツワインから始めるというのもアリです。
フルーツワインの作り方
フルーツワインを作るには、まず果汁を搾ってそれを煮て発酵します。発酵の為に酵母を加えます。また発酵時には砂糖などの添加物を調整して混入したりします。砂糖は酵母の働きでアルコールに変化します。
また酸味が強くなりすぎないために、水を加えることもあります。ちなみにフルーツワインは瓶に詰めてからは赤ワインのように熟成させたりせずに、わりと短期間のうちに飲まれるのが一般的です。
まとめ
フルーツワインは、色々な果物を原料として作られるワインです。ブドウ以外のフルーツの甘みのある味が人気で、お酒が苦手な人にも親しみやすいワインとして知られています。
フルーツワインにしても赤や白ワインにしても、ワインの世界は奥が深く、たくさん知識を取り入れるとさらに味わう楽しみが増えるでしょう。