白ワインの原料と作り方

赤ワインと双璧を成すとも言えるような存在感の高いワイン、それが白ワインです。
白ワインの楽しみ方は無限にあります。白ワインの原料や作り方、特徴やマリアージュについて知る事で、もっと白ワインを上手に使えるようになります。
白ワインのイロハについて少し説明したいと思います。
白ワインの原料
白ワインの原料として使われるのは、黒ブドウ品種ではなく白ブドウ品種です。有名な品種としてはシャルドネやソーヴィニヨン・ブランです。日本の固有種としては甲州が有名です。
白ブドウ品種は見た目が緑色だったり黄色だったります。また甲州のようにピンクっぽい色のものもあります。シャルドネはフランスはブルゴーニュ原産の品種で、生産地や気候によって味わいが変わる白ワイン界のキング的品種です。シャンパーニュの原料でもあります。
ソーヴィニヨン・ブランは柑橘系やハーブの香りが特徴的な品種です。甲州は山梨県が有名な産地ですが、ライトですっきりした口当たりが特徴です。
白ワインの作り方
白ワインは名前の通り、透明感のある白っぽい色をしていますが、その作り方は興味深いです。原料としては先述の通り白ブドウ品種を使いますが、実は黒ブドウ品種を使っても白ワインにすることは可能です。
白ブドウだから白ワインというわけではありません。ではなぜ白ブドウでも黒ブドウでも白ワインにできるかというと、皮が関係してきます。赤ワインの場合はブドウをつぶした後に、そのままアルコール発酵段階へとプロセスが進んでいきます。この時皮や種子は一緒です。
この時点で皮に含まれる色素が影響して赤くなります。しかし白ワインの場合は、ブドウをつぶした後に皮や種子は除去されます。そのため、皮の色素がつかずに白いままというわけです。
白ワインの特徴
白ワインはロゼワイン同様、ボディという表現を使って味わいを表現しません。基本的には辛口とか甘口といった表現を用います。辛口の白ワインは糖分の大半がアルコール変化したものです。
一方甘口は、発酵過程を途中で止めて、糖分を残しておいたものです。また辛口は酸味がしっかりあって、甘口は穏やかです。
皮や種に多く含まれる、タンニンという成分があまりないため、渋みも少なめです。
まとめ
渋みが少ないとして初心者でも飲みやすいワインが白ワインです。魚介類料理とも合うのが特徴ですが、その作り方は赤ワインとは全く違います。
皮や種が色素や渋みの違いを生みだしています。白ワインも世界中で人気があり、奥が深い飲み物なので、引き続き白ワインの知識を増やしていきましょう。